和伝会の成り立ち
私が、支援機構を立ち上げる前に、やなければならないこと!は、
それは日本文化に対する高い理念を持った仲間「同志を募る」ことでした。
私の芸道、衰退しつつある「日本舞踊」を皮切りに、様々な日本伝統文化の急激な低迷。
日本文化を脈々と受け継がれてきた大きな要因として、小さな寺子屋のような日本文化系お教室のおかげなのではないかと思っています。
その教室の先生方が高齢になり、コロナを機にやめてしまったり、また若い方はお教室よりアーティスト活動に向かっていたりします。
一般の方々も海外文化の習い事をやっていたり、人気のあるものにシフトしています。
このような現状で、日本の芸道は、混迷を深め、「風の時代」といわれるように、今までの価値観・概念が通用しなくなっています。
地域に根づき、子供から高齢者に対して愛されていた日本文化系教室から、元気になってもらいたい!という思いより、「和伝祭」企画をあたためていました。
「和伝祭企画」とは、お教室の先生の悩み:「生徒新規集客」「退会防止」ですね。
私が普通のお教室の運営をしていましたが、ただ違うことは3カ月に一回は、大小のイベント・発表会を自ら開催し、生徒さんを出演させ、お友達を呼ぶシステムを行い、それが集客に成功したのだと思います。
「生徒さんのための発表会」を「大きな舞台」で、「一般の方々」に見ていただき、「私もやってみたい!」と思っていただける舞台でした。
この私のお教室の発表会イベントは、各種様々な多くのお教室の先生方と一緒に、行うことによって、
人数も多く、数百名を可能にできました。
このような成功例から、各種多様な日本文化系お教室の先生方にお声がけをして「和伝祭」を企画提案いたしました。
このような「お教室のための舞台」を「同じ志を持つ先生たち」と開催したいと思い「和伝会」コミュニティを2022年10月より立ち上げました。
私の理想は…
多くの和文化の先生・アーテイスト・工芸職人さん方と、日本文化に対する高い理念を持った仲間を作り、理想の協会を模索しながら、築き上げて生きたい!
そして、流派にこだわらず、カテゴリーにこだわらず、横のつながりを持ち、「和伝祭」を国内外に広げていきたい!という思いでした。
私達「和伝会」のメンバーは、数多くの舞台を踏むことによって
*実践経験の場
*自己研鑽の場
*知名度・認知度を上げることのできる場
*同じ志の仲間ができる場
最終的に「日本文化継承者のリーダー」を輩出する場にしたいと思っています。
オンラインリモートで1to1をしながら、和文化の先生・アーティスト・職人さん100名近くの興味がある方を集めました。毎月第2水曜日の朝8-9、1時間「リモート定例会」を開催し、共感共栄してくださる先生方にご出席のお声かけをいたしました。
まず集まって頂いた先生方に
・どのようなことをしたら、喜ばれるのか?
・どのようなことをしたら、先生方の宣伝になるのか?
和文化体験&交流会
まず、初めにすべきことを考えました。
そこで企画しましたのが、各先生方のための「和文化体験&交流会」でした。
お客様にとって、
*各種専門のプロの
「広く浅く、そしてわかりやすい和文化の知識」を、学ぶことができる
*和文化を身近に感じることのできる先生方や「和」好きの方々との交流ができる
【和伝会の先生のメリット】
*プレゼンテーションスキルを学ぶ場になる。
*セミナーによるプロモーション(宣伝)の場になる。
*交流会にて、お客様獲得の場なる。
*各先生のためのセミナー動画・宣材写真の習得(2次的効果)
「和文化体験交流会」を毎月行うことによって、お客様がお教室の生徒さん・ファンになったり、先生同士が一緒にコラボして活動を始めたりと、実績を上げることが出来ました。
現在はこのノウハウを生かして、先生方のためにセミナー・交流会などの企画制作・コンサルをしております。
壁にぶち当たる
「和文化体験交流会」は順調に軌道に乗っていましたが、肝心な「和伝祭」を開催する前に、多くの問題が出てきました。
こちらの準備不足・説明不足・発信不足などがあったことも要因でしたが、
最初の理念「同じ志を持つ和文化の先生方のコミュニティ」でしたが、
月一回のリモート定例会の出席もされない方、機構の社員を必要以上に利用される方など、多々、トラブルのオンパレード!
「いまは、会費を頂いて運営しておりません」を理由に…
改めて2023/1月より20数名の先生方に、イベントのお声かけをして開催したのが!それが7月8日「和伝祭」です。
下記の動画は5月6日に行いました、初顔合わせ、和伝祭リアル打ち合わせの様子の動画です。
私の思いは「お教室の生徒さんのための舞台」を開催したかったのですが、所属している先生方はほぼアーチスト活動の方々でした。
アーティストの方々の宣伝においては、ホテルでのディナーショー形式で、華やかな演出をすることによって、ブランドを作り、多くの宣伝用素材ができるのではないかと思い、開催に挑みました。
基本、先生方には、手弁当での出演でしたが、お客様をお呼び頂いた先生の中には、20万円以上のキャッシュバックをすることが出来ました。
この後の2次的効果は、プロモーション動画や、YouTubeなどのSNS宣材に効果があり、BtoB向けのHPの基礎になりました。
第一回ディナーショー「和伝祭」盛況だったと思います。
200名近くのお客様が、1万5千円のチケットに対して「安い!」と感じてくださったことや受付時間を長くしてロビーにて「工芸品展示会」が出来たこと。
などいろいろ企画していたことがほぼ出来ていました。
(この7月の和伝祭の2カ月前5月一般社団法人として設立をいたしました。)
第一回「和伝祭」ディナーショー
インバウンド向け「和伝祭」とは
2023年は、コロナが収まり、インバウンドが盛り上がってきたことを皮切りに、
今後、所属の先生方の収入に成り得る「和伝祭」を作ろう!と考えました。
手っ取り早く、外国人旅行者を獲得するには、大手旅行会社・バス会社さんではないかと
飛び込み営業をいたしましたが、門前払い!
やはり知らない業界は、ハードルが高いようです。
しかし、営業・販売・売り込みなどの「セールス必須ツール」はインターネットの時代になってもあまり変わりません。
名刺・チラシ・パンフレット・プレゼン資料・ホームページなど。
しまいには事業計画書までなくては相手にしてもらえません!
さらにソーシャルメディア媒体として、映像・写真などの素材が必須です。
赤字覚悟の「インバウンド向け:和伝祭」を実行しなければ、始まらない!
すでに半年前から準備を始め、
「銀座に近い地の利ある、日本文化の食である築地!日本文化建造物である築地本願寺!」で9月・10月と2回開催いたしました。
本音を言いますと、当て込んでいたインバウンドのツアーが「原子炉汚染水問題」で過半数のキャンセルがあり、ほぼ集客が出来ませんでした。
プロモーション撮影としては良かったのですが、ここでまた大きな赤字を出してしまいました。
11月に本来やりたかった「生徒さんのお舞台・和伝会の方のための舞台」和伝祭はトラブルと私の体調不良で中止になってしまいました。
ーどん底期ー
9月以降、他の交流会・所属会をやめたり、休止したり、ついには引きこっもてしまいました。
何度も「この事業をやめる!」ことをよぎりながら、何とか動きだせるようになったのは、スタッフのおかげです。
そんな時、赤坂のザ・キャピトル東急ホテル様から「正月和文化ショー」のご依頼を受けたのはとてもうれしかったです。
さらに、有名な旅行会社「クラブツーリズム」様からの「日本舞踊鑑賞&撮影会ツアー」企画を頂き、2024年4月を皮切りに、「他の和文化体験、工芸・職人撮影ツアー」などの企画をさせていただいております。
「和伝会」会員さんの声
◆和文化アーティスト
山野江さん
協会の定例会・交流会にでて、和菓子業界の方から、イベントを頼まれたり、
屋形船のオーナーさんと、親しくなり、春の花見向けイベントを開催いたしました。
異業種交流会よりも、親しくなりやすく、和文化業界も幅が広いので、多くのビジネスチャンスがあります。
◆着物レンタルオーナー
清水さん
「和伝祭」にて着物モデルさんたちにレンタル・着付をしました。
日本文化系お教室の先生方に気に入ってもらい、発表会などもお手伝いするようになりました。
和伝祭の野外フェスにはほかの着物屋さんとコラボして、物販もチャレンジします。
◆伝統工芸職人
河野さん
工房兼店舗で漆器を販売していますが、
コロナでインバウンド商品が売れなくなり、HPを数十万かけて作成してもらいましたが、ほとんど変わりがありません。
和伝会のサイトに紹介サイト掲載をしてもらいましたら、会員さんたちの書き込みもあり、インバウンドのお客さが一気に増えました。
◆日本舞踊の先生
藤間流
とても安価で雑務がないので、和伝祭を利用して、初級の生徒さんの発表会をしています。
また自分のお舞台などは、和伝会の掲示板サイトに、投稿すると、
親しい会員さんたちが、SNS投稿をしてくれたり、
色々てつだってくれるので、とても心強いです。
うめわかしずあや
楳若倭文こと
江藤志富
社名 :大和所作塾 (2022/10~)
肩書き:塾長
・着物モテ所作トレーナー
・日本舞踊家
社名 :(一社)日本文化舞台支援機構
肩書 :代表理事
LINE ID:shizuaya1234
所在地:東京都台東区根岸2‐20‐14 1F
所属:一般社団法人盆踊り協会
㈱エクセレントジェム取締役
ジュエリータウンおかちまち
産業組合理事
プロフィール
伊豆熱川の温泉旅館の長女として生まれ、
3歳より・お茶・習字・生け花・踊り・そろばんの日本のおもてなし教育を受ける。
20代前半ジュエリーデザイナーとして独立・失敗。
4年後、株)アールビジュ設立、年商3億まで行くが百貨店衰退時期縮小。
子育て期:本格的に日本舞踊を習い「着付け・新日舞のお教室」を開く。
「文の会」イベントを年間4~5本開催。
チラシ・口コミ・発表会戦略にて1年で50名の生徒集客をする。
コロナ後、今までの「着付け・踊りのリアル教室」廃業。
オンラインで学ぶ「大和所作塾」を立ち上げ、「着物モテ所作講座」を商品化、WEB集客に成功。
2021年 日テレの深夜番組「キョコロヒー」に出演。
それを機に「文化人コメンテーター」として芸能映像プロダクションに所属、
ラジオを始めとして、映画に出演。
芸能事務所:PLUS VOX
市川うららFMラジオMC「志富のOUGI」
[日本文化×経営×脳科学」に興味を持ち、麴町研究会主宰の早稲田大学にて講談・演舞披露
現在、和文化の先生のための協会の設立・支援活動中