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「心を整える」ための座学

更新日:1月15日

【無常を知り、中道の生き方を知ったならば、慈悲の心を持って生きよ】仏教より


「心」と「所作」は、深い関わりがあります。

また「心を整える」よりも「所作を整える」ほうが難しくないので、私は「まずは所作から」を市川うららFMラジオ【志富のOHGI】で、伝えています。

この一年半こちらに「所作の心得」を投稿してきましたが、今年は「心を整える」「心の在り方」を同時にお伝えしたいと思います。

「心の在り方」をお伝えするに辺り、私は、禅の言葉などを使っております。

私達日本人にとって極めて身近な仏教から引用したいと思います。

追伸

新しい試みを致します。

文献等、参考にはしておりますが、極めて私の主観が入りますので、内容に「?」と思うところがございましたら、是非ご指導くださいませ。 では、「心を整える」ための座学を学んでいきましょう。


ピンク色の椿の花



2【心を整える - 無常-】


【無常を知り、中道の生き方を知ったならば、慈悲の心を持って生きよ】仏教より

 

無常とは?

人間は生きているとどうしても

 

「永遠に若いままでいたい」

「地位や富を失いたくない」

「変わりたくない」

 

などという気持ちがあります。

 

しかし、世の中のすべてのものは

変わっていくもの

失ってしまうこともある。

うつろいゆく運命にある!

 

これが『諸行無常』という意味です。

 

自分が地位や財産を失う日がくるかもしれない!

という考えを持つということで

 

「私たちはどうあるべきか?」

問いが生まれます。


たんぽぽの花



3【心を整える - 中道-】


【無常を知り、中道の生き方を知ったならば、慈悲の心を持って生きよ】仏教より

 

中道とは?

 

多くの方が真ん中という捉え方をしますが

真ん中ではございません。

 

AーB間の真ん中を指す言葉は「中康」です。

 

中道とは「両極端な考え方や行動は避ける」

 

としてその場その場で

“ベストな選択” をすれば良しと説いています。

 

がむしゃらに一生懸命すれば良いというものではないということ!

 

「楽をしすぎず、無理をしすぎないこと」

 

うつろいゆく運命を受け入れ

“中道” の生き方を志すようになろう!

 

そして私達は次に何をすべきであろうか?


ピンクの花物盆栽



4【心を整える - 慈悲-】


【無常を知り、中道の生き方を知ったならば、慈悲の心を持って生きよ】仏教より

 

慈悲とは?

 

 ”いつくしみあわれむ” とあります。

 また、二つの意味もあります。

 

・他の人に対して「楽」を与え、「苦」を取り除くことを望む心の働き。

 

・「慈」は「友情」、「悲」は「同情」

 (サンスクリット語より)

 人の苦しみや悲しみに深く同情するということです。

 

『うつろいゆく運命を受け入れ

「楽」をしすぎず「無理」をしすぎない生き方を

知ったならば、慈悲の心をもって生きよ』

 

私はこのような「心の在り方」になりたいと

これからつづっていくことによって

「心が整う」と思っております。

 

では私達はこのような「心の在り方」になるには

どうしたらよいのでしょうか?


池に咲く蓮の花



5【心を整える 】


【無常を知り、中道の生き方を知ったならば、慈悲の心を持って生きよ】仏教より

 

「美味しいものを食べたい」

「美しい男性と過ごしたい」

「高い地位につきたい」

「名を残したい」

こういう欲望は、すべて偏った心から生じはじめたものです。

 

不必要な欲望にとらわれることのなくなった人間は、他人から感謝されたとき、けがれのない笑顔を見せます。

 

そして、私達はそのような笑顔に出会ったとき

無上の喜びを感じ、その人に惹きつけられるのではないでしょうか?


ピンクの花の茂み



6【心を整える 】


仏教をひらいた釈尊は自分のあれこれ

悩みつつ生きた経験から

 

「無常」「中道」「慈悲」

 

といった考えを説いています。

 

『うつろいゆく運命を受け入れ

楽をしすぎず、無理をしすぎない生き方を

知ったならば、人の苦しみや悲しみに深く同情し

いつくしみあわれむ心をもって行動する』

 

私達はどうしたらこのような

「心の在り方」になるのでしょうか?


青いアジサイ

「心を整える」ための座学




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